2015年11月4日水曜日

初のスマガツオ

10/23 土肥

木曜の夜から土肥入り。例によってUさんの隣で太刀魚のウキ釣りをするが全く反応なし。幽霊魚とも言われるタチウオが拝めないのは、私に霊感が無い故か。何かに呪われたかのように釣れない。1本見られればトンネルから抜けられそうな気がするのだが、早々に心が折れ翌朝に備えて寝る事にした。

勝負は明るくなってから

23日は若潮で、朝8時半ごろが底。この日はなぜかヒラソウダばかりが釣れ、40cmオーバーも混じった。10時半ごろにはソウダと違う潜るタイプの引き。巨大なアイゴか真鯛でもかかったかと思えば、表層で横走りを始める。念のためタモを出すと45cmほどのスマガツオ。

胸元の黒い星がスマガツオの証

胸鰭下に黒い星が付いているのが特徴で、これをヤイトと言うそうな。初魚種だったので少しネットを眺めてみると、主に南日本で獲れる魚だが漁獲量は多くなく、市場流通することも少ないようである。本ガツオに勝るとも劣らない味とされるそうで、晩酌の楽しみが増えた。

言い忘れていたがコバルト堤防のすぐ隣に清水-土肥間を運行しているフェリーの発着所がある。この航路は珍しい海上の県道223号として認定されている。富士山がゆっくり眺められるフジサン号線というわけだ。このフェリーが1日に4回発着するのだが、これが来ると釣れる事が多い。付近の海流が大きく乱れる事が関係しているのだろう。9:2012:0014:4017:20に土肥発なので、釣れなくなった時はこの時間まで休憩するのも手。

この日も上段カド

この日は心行くまで釣りを堪能し、納竿したのは20時を回った頃。片付けてから車内でたっぷり睡眠を取り、日付が変わってから帰路に就いた。帰ってすぐにスマを捌くと、身の見た目は本マグロのようできめが細かい。実際の味や食感もマグロに近いものがあるが、カツオらしい酸味もあって、確かにこれは美味。刺身で戴く事にした。

45cmのヒラソウダはたっぷりと脂が乗っている。これもタタキでなく刺身にしたのだが、輪をかけて旨い。早朝から酒盛りをしてからぐっすりと夕方まで寝てしまったが、起きても幸福感が続いている。箱根で23泊するとこういう状態になる事があるが、たった1食でこうなったのは初めて。これだから釣りは止められない。

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