土曜から勝浦に2泊する事となり、釣り場に頭を悩ませる。長男君と土曜の昼過ぎに東京を出発して車を飛ばした先は、見学だけはしたことがある宝来島。15時過ぎからスピニング3号でカゴを投げてみたが全くアタリが無い。80mあたりに出来ていた潮目がポイントだろうが、両軸を持ってこなかったのでそこまで飛ばない。
生憎の雨模様
もう一人先客のカゴ師が居たけれど、釣果は芳しくないようだった。一帯の水深は4mが良いところ。ちょいちょいカジメに引っかかる。フカセか超遠投カゴ向けで、あまり好みの釣り場では無い。そのうち雨が降り出したので撤収。宿へ向かった。
5月10日(日)
日曜は朝から長男君と黒鼻の磯を見学に。超有名磯だが道中が険しく、途中ロープを伝って昇降しなければならないと言う。まぁ大した事はないだろうと多寡を括っていたのだが、これは甘過ぎた。ロープが敷設されている場所はその通りロープ無しに降りるのは無理なように見える。両手が完全に空いていなければ釣り場に到達するのは難しい。
写真中央の岩場が釣り座
あそこまで降りる
ロープが頼りなく見える
雨だと滑りそう
釣り場で石物師に話を15分ほど聞かせて貰っている間、長男君は猿のように岩から岩に走り回って楽しそうだ。落ちたら死ぬぞと言って聞かせても全く脅しにならない。私が子供の頃も求めてスリルのある遊びに勤しんでいたのだが、結局高い所から落ちる事など無しにこうして生きているんだから、何とかなるものなのだろう。
両手をふさがないようにするには、私の場合はクーラーがネック。10L程度の小型のものだが、磯に入る際に使っているリュックに入れるには一回り大きい。釣り場の磯釣り師達はスカリなどを使って魚を生かす工夫をしているようだ。ここをクリアしないと私はここには入れない。保冷袋を利用してみるかな
その後は嫁を迎えに行って3人でBBQ。嫁と息子は翌日平日という事で夜にはお帰り。私一人で残って就寝。体も疲れていたので朝間詰はスルーしても良いかと思っていたが、しっかり3時に目が覚めた。平日ならば釣り座も残っているかもしれないと、鴨川の弁天島に行ってみる事にした。
5月11日(月)
これが着いてみると案外車が少なく、先行は1台。これはしめたと釣り座に急ぐ。一番人気の先端付近には入れなかったが、竿を振る余地がそこそこ残る釣り座に入る事が出来た。3号スピニングにカゴ仕掛けで挑む。海は程よく波が立ち、サラシが前方に15mほど伸びている。
程よいサラシ
水深は10mほどあったか。記憶が定かでない。サラシの切れる辺りにカゴを放り込んでやると、ほどなく30cmちょいのメジナ。すぐに同じサイズがかかって時合かと思いきや、30分ほど沈黙。3匹目は当たってから定期的に首をブンブンと振って抵抗する。大きなフグかと思ったら上がってきたのは赤い魚で、これは予想外のお土産。地元の釣り師が運が良いと言っていたので、狙って釣れるものでもないのだろう。
望外のみやげ
その後メジナを一匹追釣し、35前後のメジナ3にマダイで17時ごろ納竿。宿で下拵えまで終え、こじまで担々麺を食い、意気揚々と帰路に就いた。もちろんその晩は刺身で一杯となったが、美味かったのは言うまでもない。次の外房行でも目を付けた磯にいろいろお邪魔してみるとしよう。