2016年6月5日日曜日

GW直前の西伊豆・田子港遠征


4/28 西伊豆・田子港

世間様より1日早くGWに入れたのに気を良くし、半年ぶりに西伊豆まで行ってみる事にした。季節的に真鯛かアオリが良かろうと考え、カゴと餌巻きテーラーメインの支度。明け方に西伊豆エリアに到着し、まずは土肥・コバルト堤防に立ち寄ったが、目当ての堤防カド席には先客が。それならと田子まで足を伸ばしてみる事にした。

平日の夜明け前に先客が

昨年仕入れた地元釣り師の話では、真鯛は養殖の盛んな田子が一番という評判だったのをしっかり覚えていたので、事前にネットで情報も集めておいた。田子は大型港と言っても良いほどの規模で、西伊豆の他の港と同様、景色が素晴らしい。日の出頃に着いたのだが釣り人は皆無。

倉庫側から白灯を臨む

白灯先端でカゴをやろうと思い仕掛けを作り始めたが、何とウキをごっそり忘れて来ているではないか。仕方なく、釣具屋が開く時間までは、駐車した付近の倉庫前の岸壁でイカを狙う事にした。キーストンのテーラーに秋刀魚の塩漬けを巻き、景色を楽しみつつ仕掛けを流していたのだが、全く反応が無い。

そのうちすっかり太陽も昇ってしまったので、長丁場に備えて仮眠を摂る事にした。昼前に起きて釣座を確認すると、陸に上げていた仕掛けが糸を切られて無くなっている。盗って行くなら竿ごと持って行きそうなものだが、仕掛け以外に失くなっている物は無く不可解。何かのトラブルで、特に悪意があったわけでは無かろう。どの道、カゴを始めたらテーラーの竿は仕舞うしか無いのだから気にしてもしょうが無い。

釣具屋を探すのが一苦労だったが、仁科港前の高柳釣具店にお邪魔すると、望外な品揃え。欲しい浮力の遠投用浮きが全て手に入った。美人の女将さんに真鯛のポイントを聞くと、やはり田子が良いとの事。田子と心中する決意を固める。

お気に入りのPEボンバーが手に入った

この頃から倉庫前の岸壁にカゴ師5名ほどのグループが陣取り、次々に仕掛けを遠投し始めた。倉庫前の方が良い釣座というわけでは無く、人数からして狭い白灯には入れないという判断だったのだろう。彼らがもう少し少人数だったら、白灯の先端から埋まってしまっていたに違いない。これ幸いと白灯堤防に向い、付け根付近で泳がせをしている地元の老釣り師に挨拶など。

白灯先端上段からの景色
養殖施設が見える

4号の竿には軽めの、6~10号の仕掛けで棚を探る。底までは30mで、底から竿2本くらいまで順次上げてやるが、エサ取りのネンブツダイばかりで大物の気配は皆無。エサ取りの居ない棚・場所に仕掛けを打ち返すが、全く反応が無い。

ネンブツダイを毒魚だと思っていた時期がありました
食べると念仏を唱えられる羽目になると

カゴ師のグループはどうなのかとチラチラ浮きの動きを眺めてみるが、彼らも釣果に恵まれないようだ。日没まで粘るも、結局私はボウズという結果になった。釣り場の印象から言うと、白灯先端からは水深もあり、周囲270度くらいを広く狙えるので狙い所が難しい。もう少し地元釣り師から情報を得たいところ。先端から数mの船道、藻が切れる辺りでは、夜にほいほいとアジなど釣れそう。

唯一めぼしい釣果があったのは、挨拶を交わした前出の泳がせのお爺さん。2.2kgの平目を揚げていた。自分のスタイルが確立されている人は強い。お見事でした。

日没後にコバルト堤防まで戻って夕飯に。昼間に田子の生協で買っておいた穴子を炭火で焼いたのだが、大変美味。田子まで南下すると生肉が妙に高く、加工してある肉の方が安くなる。それで金山寺味噌に付けた豚肉を買ったのだが、こちらも美味くてご飯が進む。

調理済食品だが炭火で温めなおすだけで抜群に美味い

食後に車中で一寝入りのつもりが、空が白みかけた頃にようやく起床。あまり自覚は無かったが、強行軍が堪えていたよう。寝過ごしたとは言っても、却って視界も良く、まだ道も空いているので程良い頃合いだった。

今回の西伊豆釣行は、釣果としては非情に残念な結果だったが、新たな釣り場と釣具屋を開拓も出来たのは今後心強い。今年も夏以降、西伊豆にはちょくちょく訪れる事になるだろう。

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