2014年7月30日水曜日

久々の横須賀と南房~内房記

7月27日(日)

午後からうみかぜ公園へ。大潮だが風が強いとの予報で、若干釣場には余裕があった。釣り座は一番右から30mくらい。1430ごろから釣り始め。カゴに2本針で60mあたりの棚10m付近を探り続ける。潮は左右に行ったり来たりはしていたが、たまに強めの流れになる。釣れなそうでたまに釣れる程度の潮という印象。


小サバを例によって20匹ほどリリースし、25cm以上のものだけ3匹キープ。40cmオーバーの大鯖は1匹だけ。この日は近目は全然だめ。大鯖は〆鯖に。小鯖は唐揚げに。



7月28日(月)

長男くんを連れて南房へ。白浜あたりでお弁当を食べ、2時間ばかり海水浴。南風が強かったので、お目当ての乙浜港はパス。外房に行くと風が弱まるらしかったので勝浦も考えたが、結局館山方面へ。16時前に富浦新港へ到着。

右手の堤防中程でコマセを撒いて観察したが、木っ端メジナしか居ない。イワシがじゃんじゃん寄ってくるのを期待したのだが。結局無難に左手の堤防の中程で手編みのナイロンカゴを試した。大量にオキアミが入るので、サイズは小さい方が良い。着水と同時にほとんどカゴの中身は出てしまっているだろう。1本以内に魚を浮かせたい時に使うものか。

三叉サルカンを使う

その後爆弾なども試し20時過ぎまでやっていたが、実際は19時前からほとんどアタリは無くなっていた。獲物は小鯖ばかり20匹ほど。唐揚げにしてマリネにして頂いた。


2014年7月25日金曜日

新島の4日間

7月19日から7月22日は家族で新島旅行。最初の2日は長男くんが熱を出して宿から出られなかった。私は嫁に世話を任せて、釣りまくって来ましたよ。以下、覚書。

KitKatのAndroidで適当にパシャパシャ撮ってたら
いつの間にか生成されてたパノラマ写真
場所は羽伏浦のサーフ

~宿
今回の宿は、みんな知ってる治五平さんにチェックイン。治五平さんは釣り名人のマスターと美人の女将さんが営む民宿で、飯がとにかく美味いし、釣り人にいろいろ便宜を図ってくれるし、おまけにリーズナブルというスペシャルな宿。夕飯に出る刺し身は特に美味い。今回はイサキ、目鯛、真鯛などが供された。

魚ビーサン。全色コンプしたい。

~移動手段
昨年は自転車で羽伏漁港まで2往復ほどしたが、これは帰りの坂道が死亡遊戯過ぎた。体に合った自転車でタックルを持っていなければ何とかというレベルで、レンタルのママチャリでは・・・。これに懲りて今年は原付きを借りたがこれが大当たり。タックルを全て持てるか不安だったけれどギリギリOK。自転車では通行禁止の新島トンネルを通りぬけ、若郷の漁港でも釣りが出来たし、島内を一通り巡って地理感も付いた。時間も体力も節約出来て、釣りに集中出来たので大正解。前述の新島トンネルを通る時は鍾乳洞内のように冷える上に全長が約3kmと長いので、Tシャツでは厳しいので注意。

前にカゴが付いていて、メットインスペースも合わせるとかなり積める

~天候
島の天候は変わりやすい。今回も時間10mm以上の雨に降られた。レインウェアは常に携行をお薦めする。雷も多く、見通しが良いのでかなり遠くの稲妻でも派手に光って見える。まぁ音がしないうちは大丈夫だが、安全第一。

ミサイル試射場付近

~持参タックル
3号の遠投カゴ竿と11g~40gの10’ルアー竿の2本建て。ルアー竿ではルアーは当然ながら、加えて泳がせ用の小物も釣り、遠投カゴ竿で泳がせるという算段だった。これがあんな展開になっちまうとはねぇ・・・・・・。

鯖・・・鯖・・・

~旅の初釣り
一寝入りして起きると1時前。ちょっと早いかと思いつつ、新島マリンで買ったアミコマセを持って宿を出る。コマセを使ってルアー竿で小物を釣る。その小物を遠投カゴで泳がせて、大物を仕留める。そういう予定だったはずじゃないか。それなのに現場に着くとどうしてもカゴ釣りがしたくなった。アミコマセを買ったんで、実際は爆弾仕掛けにしたんだけれど。
100円ショップで買った、ハリス1.5号の白バケサビキ。2~3投目にスパッとウキが消え、大物の予感。やけに横に走るなと思ったらやはり40cmくらいの鯖。ハリス強度に不安があったけれど、磯竿だといなすのに余り苦労が要らないし、魚が弱ればぶっこ抜き可能と判明。ハラハラしつつ魚を寄せるのが楽しくて、4本ほど揚げてしまった。
が、ここで大トラブル。ほんのちょっとのつもりで置いた竿が鯖に持って行かれてしまったのだ。タモもないので、ゆっくり沈んでいくシマノ磯遠投EV 3-520PTSを見送るだけ。まだ数回しか釣行していないのに・・・。その後はルアーロッドに爆弾を換装して2本追釣。夜が明けてからジグを投げてみるも不発。鯖は治五平さんで塩焼きにして貰った。

右に曲がると羽伏漁港
まっすぐ行けば平成新島トンネル

~他人の釣果
20gほどのメタルジグで釣ったという50cmクラスの真鯛を持ったお兄さんが宿の前で記念撮影をしているのを目撃。ショアジグで50cmの真鯛・・・・・・何という・・・・・・・・・新島恐るべし。羽伏漁港で投げ竿でメタルジグを遠投している釣り船屋のお兄さん達も居て、話を聞くと1時間ほど前までシイラが接岸していて5枚ほど揚げたそうだ。どちらも朝8時くらいの事だったらしい。羨ましい限り。他にはシマアジを2枚とメジナ等を若郷で釣ってきたファミリーが居た。これを聞いて若郷に行ってみようと決心。

すぐそばに山が迫る若郷
灯りが豊富で漁協そばに綺麗なトイレもある

~その後の釣果
今回の新島釣行を振り返ると、ひたすら鯖との戦いだった。羽伏でも若郷でも、どこに行っても鯖にしか合わない。羽伏では4mから11mまで、全ての棚で鯖に食われて途方に暮れた時間帯もあった。諦めて出直せば良いじゃんね。結局40cmクラスの大鯖、楽に20匹はリリースしただろう。20cmクラスの小鯖に至っては数知れない。1匹捌いて餌にしてみたが振るわず。アジもちょいちょいかかって来たが、15cm以下のものばかりで次々リリース、たまに泳がせて空振り。鯖釣りとしてみれば大成功なのだが、新島ならではの獲物、カンパチやシマアジ、マダイ、シイラといった獲物には恵まれなかった。


めちゃめちゃ遊ばせて貰った羽伏漁港。
外海に面した波止があるのが優れた釣場である理由。
トイレなし。雷や雨を凌ぐ屋根も近くに無いので注意。

~タックルについて
・磯竿3号を持っていったのは正解だったろう。これでジグを投げたって良いんだ。大物がかかった時の対応力が抜群。大物かからなかったけど。
・泳がせはどうしても2つ目の竿とリールが必要になるから、飛行機旅で目論むのはやめた方が良いんだろう。
・遠投竿でない2号の磯竿を島で手に入れたが、これは失敗だったか?意外と竿先はしっかりしていてラフな使用にも耐えるけれど、やはり遠投には向かずポイントは30m以内になる。
・ヨーヅリの遠投カゴを使ったが、これは全く使えない。付け餌をカゴの中に入れても、殆ど投げる時に外に出てしまう。欠陥品。お陰で狙った棚に仕掛けが馴染む前に小鯖に食われて往生した。
・今回は軽目の仕掛けに終始したが、小物を躱すための沈降速度を得るためにオモリを増すのはありかもしれない。
・最近ちょくちょく見かける、オキアミ用のナイロン手編みのカゴを買ってみた。三叉サルカンで仕掛けを作るそうだ。横須賀あたりで使ってみてリポートしたい。
☆尻手ロープは面倒臭がらずに必ずかける!!

無料の海水温泉を下の磯からパチリ
パルテノン神殿風の作り

新島を総括すると、黒潮の海流内にあるため魚影の濃さは本州とは比較にならない。ベイトは常に山ほど入っていて、新島港あたりで近くに魚が居ない?と思っても軽くコマセを蒔くと数百の小アジが瞬く間に群がってくる。日本でも最も豊かな海として数えられるだろう。次回は大物にターゲットを絞った作戦を練りに練ってから島の土を踏む事としたい。ルアーに特化した方が良いのかなぁ・・・。


2014年7月15日火曜日

今年も新島へ

今週末から新島へ3泊4日の旅に。昨年とほぼ同時期で、釣り物は同じと考えて良いだろう。地元の釣り師の皆さんのBlogを読む限りでは、アカイカ、ヒラメ、真鯛、鯖、カンパチ、シイラなどが揚がっているようだ。

飛行機を使うので無尽蔵に釣具を持って行くわけにもいかない。車を現地で使えるかも微妙なので、とにかく目的を絞るなり汎用性の高いタックルにするなどで道具を減らす必要がある。去年の経験からすると泳がせかカゴが良さそうだが、カゴは餌も含めるとフカセの次に荷物がかさばる釣り方だ。釣り方云々の前に、取り敢えず釣り物を整理してみよう。

鯖・・・ゴマ鯖主体のようで、こっちで散々食っているので狙いからは外す。
アカイカ・・・あまり興味無い。エギは3本だけ持って行こうかな。
真鯛・・・とっても興味あるけど、どこでどうやって釣ってるのかが分からない。
シイラ・・・釣りたいけど、あまり美味くはないらしい。食わないものを釣ってもな。
カンパチ・・・非常に興味あります。嫁の好物だし。
ヒラメ・・・私はエンガワを食うために生まれてきました。

というわけで、カンパチとヒラメが釣り物の主体。釣法としてはルアーか泳がせ。泳がせ用の竿をダイワ ジグキャスター106Hとして、ショアジギングもこれでこなすか。しかしこれは適合ルアーが80g前後で体力的にハード。いざデカイのがかかった時に充分なパワーはあるが、逆にラインや魚の口に負担が掛かり過ぎる嫌いがある。柔軟さとパワーを兼ね備えているのはシマノの磯遠投EV3-520。これなら60cmくらいまでは上手くいなせるだろう。80とか100になったら竿が折れかねないけれど・・・。まぁそこは適合範囲内のハリスを使うことで対応出来る。と、シマノのサイトで確認してみると・・・え?7号?ほんとに?確かに4号で40cmくらいの鯖とやってる分にはまだ余裕は感じたけれども。

泳がせの餌釣り用の柔らかい竿は・・・。磯竿1.5号でも適合ハリス4号とか書いてありますけど・・・シマノさん、大丈夫ですかね。他にアジの口切れをかわせそうなのは、小継のエギングロッド、トラギアの柔らかいやつくらいか。しかしトラギアは確か6フィート無いので難しい。

悩ましいが、以下の3本でどうだろうかと思い始めた。

1.磯遠投竿3号 → 泳がせ用
2.小継エギングロッド → 餌の小魚用
3.ルアー用10’程度の40g前後主体のロッド → ショアジギングなど

これにプラスして

4.タモ
5.小物および泳がせ用仕掛け
6.40g前後のルアー(上限10個まで!)

このくらいで我慢したい。出来ればブクが欲しいけど、ちょっと贅沢。これに日焼け対策や虫除け用品などを追加していくと、かなりの荷物になる。小継エギングロッドすら諦めておいた方が良いかもしれない。さて、もうちょっと悩むか。

2014年7月14日月曜日

台風翌日のうみかぜ公園で何故か

7月12日(土)

前日の台風8号の影響は関東では小さく、この日は何事も無かったように晴れ渡った。日中は35度まで上がるという予報。以前、台風の翌日に釣れ盛ったという情報を目にした事があるので、真偽を確かめに嫁と長男さんと3人でうみかぜ公園へ。


満潮から2時間半後の14時ごろの到着。午前中から釣りをしていた人が引く時間帯で、竿2本出せるスペースを確保。子供用に3mの投げ竿に10号のカゴ仕掛けをセット。ちょいと投げてみると50mばかり飛んだのでタックルバランスは良いと思うんだが、嫁と長男くんは20mそこそこしか飛ばない。スイングスピードが足りずにオモリが竿に乗って来ないのか。角度が浅すぎるのも飛ばない原因だろう。何度言っても角度については直らない。良い方法は無いものだろうか。

こちらは12号のカゴ仕掛けで50m沖、棚10mで投げ始める。潮の利きは悪い。猿島がある関係か、大潮よりも中潮の方が潮が利くのがうみかぜ公園の特徴。潮色はそれほど悪く無い。薄濁りと言ったところ。潮流は右に左にコロコロ変わる。こういう日は余り釣れた事が無いが、淡々と同じ距離に投げ続ける。と、2~3本大鯖が揚がり、釣場に緊張が走る。15時ごろだったろうか。棚は9mあたりらしい。しかし5本も揚がると時合は終了。私は不発。


この日の海の状態を見るにつけ、自分に大鯖がかからないで終わるとはこれっぽっちも思えなかった。潮の利きはイマイチだが、海の状態は全体としてはまずまずなのだ。しかし最終的には小鯖6匹で1830の納竿まで私の竿が大きくしなる事は無かった。帰りに名人に挨拶すると、4本揚げたよと言って、仕掛けについてまたいろいろ教えて貰った。今週末からの新島でも役に立つお話だったので早速実践してみよう。小鯖は揚げて玉ねぎ・人参と一緒にマリネに。旨かった。

ワールドカップ、終わっちゃった。前回応援していたドイツが優勝出来て満足。おめでとう。今回グループリーグで敗退した有力国は、次回までにきっと巻き返してくるだろう。今から楽しみ!

2014年7月11日金曜日

東扇島西公園で明け方に1時間だけ竿を出す

7/10(木) 早朝

台風のせいで週末は釣りが出来ないのではという焦りから、台風が来る前日の早朝に1時間だけ東扇島西公園に釣行。



今回は車。爆弾仕掛けでアジを釣るつもり。この公園は何度か来ているが良い思いを一回もして居ない。ポイントが分かり辛いのが一因だと思う。今回も適当に釣り座を設けてしまった。

http://goo.gl/maps/R8v2x

水はだだ濁りで向かい風が5~6m。水深は4m無いくらいか。全く釣れる気がしないまま、コマセが1ブロック無くなって納竿。もう少し賑わっている時に来てしっかり観察してみるか。あるいはマゴチ狙いに切り替えるか。

結局は台風の影響は小さく、土曜から釣りが出来そうな天候なので、釣れなければ帰れま10な釣りをしよう。さらにその翌週末は新島行が控えているので、じっくり計画を練らないと。カゴを持って行くのは難しいので、泳がせ狙いかルアーか。嬉しい悩み。

2014年7月9日水曜日

釣行14時間で釣れなかったのが名人の指導で

7月8日(火)

台風8号のせいで週末は釣りにならないのが分かっている。仕方ないので休みを取って釣りに行く事に。釣りに行くのは良いが、前回の釣行で竿を折ってしまっているではないか。注文した磯竿の4号が届いていないので、仕方なく釣具店に在庫確認して3号を購入。何が仕方ないのか全く分からない。病気。

そして行ってきました横須賀はうみかぜ公園。長潮翌日の中潮で、満潮は14時半。11時と17時くらいに時合があるかと予想。アジが釣りたかったので深夜2時から釣りを始めるも、足元もカゴも不発。10cmに満たないネンブツダイが1匹。アジについては完全なる空振りに終わった。潮位が低いのか棚かポイントが悪いのか。そんな事に悩む以前に、横須賀でアジを釣ろうと言うのがそもそも間違っていると結論付けてもいいんじゃないのかね、君。

当日のタイドグラフ

明けてからの間詰め時。これまた渋くて、人は増えてきたけれど、揚がったアジは釣場で1匹だけ。私は鯖に照準を切り替え、6時には既に車の中で不貞寝を決め込む事にした。10時まで寝るつもりが8時には目が覚めてしまい、ボケーッとベタ凪の海を眺める。全く潮が利いていない。

赤潮まで発生していて

「これで釣れるはずがあるか」とコンビニへ朝食を買いに行き、現場に戻って殊更にゆっくりと食す。竿を手にしても、潮が利いていないのを良い事に時には5分もカゴを流すやる気の無さ。60m付近に棚を最大13m取り、徐々に浅くする。小鯖しか釣れなかったが、初めて手にするシマノ磯遠投EV3-520PTSの扱いやすさは大いに心の慰めになった。海の気配は相変わらず悪かったが、鯖は気の良い魚だ。10時ごろに軽い時合があり、釣場全体で5本ほども揚がったろうか。棚は6m前後だったようだ。すぐに私も棚を合わせたが、生憎私には縁が無かった。

ベタ凪の海に強い日差し。すっかり気怠い夏の日だ。これは満潮を過ぎるまでは駄目だと、Theピーズのトロピカルを聞きながら、12時過ぎに再度車中で眠りに就いた。14時半ごろ、満潮潮止まりの頃に起床。海を見ると、寄せていた赤潮が消えて、100mほど沖に流されているのが見える。少しは水が入れ替わったかな。風も程よく出て来て心地良い。これはそろそろ名人がお出ましだろうと思ったら、やはり15時半ごろ姿が見えた。

この日は名人は竿を持つ気は無いらしく、ラッキーな事に直接指導をして貰う事が出来た。指示内容は、50m投げて棚は9m、2本針。すると1投目からウキがスパッと消しこんだ。14時間粘って釣れなかったものが、ものの5分で釣れてしまうとは。私がすっかり関心して名人にお礼を言うとニヤリと笑い、教えるのも中々上手いもんだろ、と。渋いですなぁ。しかし10分も釣場を眺めていれば、その日の棚が把握出来てしまうんだから、凄まじい観察眼と経験則。もっと海を見てきちんと経験を貯めこまなければと思ったね。その後は若干の棚調整を加えつつ1匹追釣し、どうにか格好が付いた。


この日変わった出来事としては、底付近を流していたら、キスが釣れた事。オキアミでも釣れるんだ。カレイを釣っていたお父さんも居たので、棚が合えばオキアミの守備範囲はかなり広いようだ。

2014年7月6日日曜日

悪コンディションかつ渋々のうみかぜ公園

7月5日(土)

雨+向かい風+小潮の3重苦だと言うのに、やはり釣りに行ってしまうのだ。夜のうちに起きられれば、風裏になる三崎や松輪あたりに足を伸ばそうかと思っていたけれど、起きたのが3時半では今更感が大きい。朝マズメはほぼ逃したようなものなので、満潮の9時半を中心に、前後3時間くらいを大鯖狙いで釣ってみるかとなった。

海辺つり公園では横からの風になり、全く釣りにならなそうなので、向かい風のうみかぜ公園に向かう。5時過ぎ、開店直後のPointに寄り、オキアミの2kgブロックを購入。これが溶けるまでは、家から持ってきたアミコマセで爆弾をやろうという算段。うみかぜ公園は土曜のこの時間帯にしては空いている。釣り場の右側から埋まっていて、10本目くらいが私の竿になった。それよりも左側は、ぽつりぽつりと投げサビキやチョイ投げの釣り人が居る程度。4mからの向かい風に加え雨の予報では、さもありなん。

海を眺めると、きつい濁りが入って緑とも茶色とも言えない水の色。アマモが大量に岸壁に流されて来ていて、これは竿を出すごとに少量ずつ引っ掛けてくる事になる。思ったよりも向かい風はきつく、5~8mといった所。この状況で爆弾では飛距離が全く出ないので、天秤を使ってサビキ部分は吹き流しにする事に。サビキは大鯖対応のハリス5号の赤いスキン、オモリは15号。これで何とか40mくらいの飛距離が出せた。

オキアミをビニール袋ごとたっぷりの海水に浸けて解凍しつつ竿を出す。棚を底から1mばかりに取って30m付近を攻めていると、たまに小鯖がかかる。家にまだ小鯖の梅煮があるので今回はリリース。何かミラクルが起こらないかと仕掛けを打ち返していると、ここのところ全く釣れていなかったアジが釣れたではないか!

20cmには届かないサイズ

釣れてる時にはリリースしても良いサイズだが、久々に見るアジの姿に興奮し、がっちりキープ。とっくにマズメは過ぎていたが、これだけ濁りが入っていると釣れるものなんだろうか。単にポイントが良かったのかよく分からない。その後もアジが1匹釣れたが、これは10cmそこそこだったので流石にリリース。

そうこうするうちにアミコマセがなくなり、オキアミも半ばまで解凍出来たので本格的にカゴの一本針に換装。ハリスは4号1.7m、針はカン付きチヌ3号。Pointで買ったアミコマセは、雨のせいか腰が無く、随分と柔らかい。不安は的中し、毎回のように付け餌が無くなってくる。食われたのか外れたのか半信半疑で釣る事になった。行き掛けに付け餌用のパックのオキアミを持ってくるか迷ったのが思い出される。今度からは必ず携行しよう。

たまに小鯖が食ってくる程度で、誰も大鯖を揚げる人が居ない。テンションが上がらない中、穂先の糸絡みに気づかずに竿先を折るトラブル。近くに居た子供の動きに気を取られて、点検を怠ってしまった一瞬の出来事。情けない。予備に持ってきていた4.5m、30号の投げ竿に仕掛けを換装。久々に投げ竿を振ってみると、その硬さに驚いた。これは15号のカゴ仕掛けで竿に乗せようとしたら、相当なスイング速度が要る。それに、これでは寄せるのに相当な技術が要りそう。昨シーズンはアジだってこれで釣っていたのだから良くやる。

数投すると以前の調子を取り戻して、それなりの飛距離が出せるようになった。が、釣果には結びつかない。やはり半分程度は付け餌が外れていたのではないかと思う。最終的にはアジ2、小鯖3という貧果に終わった。オキアミじゃなくてアミコマセを買って、しつこくアジ狙いをしていた方が楽しかったかな。1230ごろ、オキアミが終了。満潮から3時間経ってこれじゃ、今日は一日釣れないなと納竿。

磯竿は残念な事になったが、入門用としては十二分に役に立ってくれた。ありがとう。次はシマノの磯遠投EV4-520PTSを購入する事に。個人的には、強風の中での釣りに強くなったなぁと感じる釣行になった。昨シーズンまでは、5m程度の風でギブアップ寸前だったのが、今は気にならない。それにしても鯖ばかりではちょっと飽きる。横須賀でワカシやイナダの釣果が聞かれ始めたのが、昨年は7月末。今年はいつごろ釣れ始めるのだろうか。