11/7 土肥コバルト堤防
名古屋住まいの友人・Cが東京モーターショーに仕事で来ると言うので、それに合わせて釣行を計画。どうせなら新たに開拓した土肥に行ってみようと、新幹線が停まる三島で 6日の21時ごろに待ち合わせる。今回は長男さんと嫁も同行。これは少し大きめの車が良かろうと気を回して借りたステップ WGN が故障していて高速が出せない。結局は代車としていつものプリウスを借りる事になってしまうんだから運が無い。
でかいトラブルがあった割に遅れは30分ほどで済んだ。三島でCを拾うと、暇潰しに入った飲み屋で美味い金目が食えたと嬉々としている。すぐに自分が釣った魚を山ほど食えるというのに魚を頼む阿呆が居るか、などと言って先を急ぐ。
7日は長潮で満潮が5時前、干潮が10時ごろ。最長でも正午までしか釣りが出来ないようなスケジュールで、 8時くらいまでに釣れないと厳しいだろう。ターゲットは夜はタチウオ、明るくなったらカゴで青物を狙ういつもの段取り。釣り場近くのコンビニでつまみやら酒を買い込み、釣りと飲みのどちらがメインなのやら、妙な荷物を抱えてコバルト堤防先端付近へと向かう。
少し欠けた半月で潮回りの悪さが判る
釣り客が居ても1名だろうと考えていたら、上段角とそのすぐ下の段に先客。聞けば金曜の朝からやっているようだ。イナダを数本にマダイと、なかなかの釣果だったとの事。休憩に入った彼らと交替するように我々も竿を出し始めたのが 23時ごろだったか。
ビールを飲みながら、私はカツオの身餌で、Cはルアーでタチウオを狙う。私はほとんどウキを眺めているだけだから良いが Cは忙しい。たまにアタリがあるようだ。ウキにも反応があるのだが食い込みが悪い。これはラチが開かないとキチンと合わせを入れてみると何やら反応が。ようやくタチウオとご対面か !?
ところが揚がって来たのは、姿はタチウオそっくりだけど30cmにも満たない妙な魚。これは以前に Uさんが釣っていたのを見た事がある。何とか言う深海魚でタチウオでは無いという話。残念。その後も同じ魚を 1匹追釣したが、本命は釣れず終い。ヤケ酒の挙句、 3時ごろに屋外でごろ寝。4時半ごろに起き出してカゴ仕掛けを作り夜明けを待つ。
なんという魚か忘れてしまった
私は4号竿で2本針のオキアミ餌、Cは3号竿でステンカゴに白バケの吹き流し。明るくなると常連さんが集まって来て、いつものカゴ大会に突入。しかしこの日はかつて経験した事の無い渋さ。海を見ても何が悪いとは言えない。強いて言えば運が悪いとしか言い様が無い。今度こそは Cに釣らせてやろうと意気込んで来たのだが、「今度こそ」と言いたくなるのは Cの釣り運が無いからなわけで・・・。
スズナリの堤防全体で昼までに揚がったカツオがかろう
都夏は魚が値段の割に量が少なく、味も普通以下でオススメ出来ない。対して魚真は下北の良心、ド定番。せっちゃんは客が居る限り開けていてくれる事、ゆっくり冷やした EBISU の瓶がある事、安い事の3点が長所。食べ物は大抵のものは平均かそれ以下だが、牛スジの煮込みとチョリソーは超 A級。
最初から最後まで運に見放されたかのような今回の釣行だったが、翌朝に捌いたカツオは Cの口にも合ったようだった。ところで、しばらくは土肥に行く事も無いかと思うので、彼の地で仕入れた魚に関する情報を。イナダやヒラマサは皮が異様に剥がし難いが、腹と背に分けてやると格段に楽になる。料理人の Uさんからの情報だからこれは確か。
何の関係もありません
謎の魚はクロタチカマスだった
返信削除