2015年11月20日金曜日

11月中旬の観音山下で猫が増殖

11/16 観音山下

そろそろヒラメやカワハギの話が目立つ季節になって来た。我が愛しの青物はいつまで神奈川で釣れるのだろうか。横須賀あたりの陸っぱり情報を見ても、ポツリポツリとイナダが釣れる程度で鯖やらカツオは全く出て来ない。平日釣行のチャンスが出来たので実地に確認してみようと、のんびりと観音山に出かけてみる事にした。

のんびりと言っても釣り座に入ったのは5時をちょっと回ったあたり。荷物は今までになくコンパクトで、ほぼカゴ仕掛け一揃いと言って良い。カゴ、仕掛け、ウキだけは3つ持ったが、竿もリールもひとつ、ソフトクーラーにロックアイス一袋、コマセ2kgに刺し餌と配合1㎏、タモ、バケツ、ハサミ等の最小限の小道具。ここまで小さく纏まっていれば、どの磯でも入れる。

絶景

この日は3人のルアーマンがテラスに入っているのみで、カゴには最高のポジションが取れた。水を汲むと大型魚の稚魚らしき小物が数匹バケツに入っていた。以前にもこんな経験があったなと後日調べてみると、20141122日の釣行がそれ。季節や潮回りがほぼ同じ状況で、釣果は芳しくない。その時はそんな事は知らず、ほんのりと色付く水平線を眺めつつ竿を作った。

小さいのが水汲みバケツに5匹入っていた

海を見ると沖合150mあたりに潮目があるが、当方の射程は最大で80ほどだから届かない。サラシの出方は前方20m程度で普通レベル。これが40mほどになると沖でも磯魚の活性が高くなる。ちょっと狙い所を絞りづらい状況なので、実績のあるポイントに棚5mほどで投げてやる。しかし餌が手付かずで残って来る。少し浅くしても同じ。

程よいサラシが出ている

今度はタナを7mほどと深く取ってやると餌が無くなるようになった。たまにボロボロになるものもあるのでフグかなと思っていると、スレてかかって来た奴がやはり2匹居た。こうして釣れるタナを探り続けているうちに、生後半年ほどのトラ猫がこちらを窺っているのに気付いた。いつも居る隻眼の猫の親族のようでもあるが、良くある柄なので確信は持てない。ともあれ、私の釣果に興味津々なのは間違い無い。バケツの中の稚魚を与えると、どこかに持って行った。

5mほど離れたところで時を待つ

海に目を戻すと、潮目が80m以内に近寄っていたので重点的に狙うもアタリは無い。潮がそれほど利かないのでゆったりと流していた時にふと後ろを見ると


増えてるしwwwww

コマセを堂々と食ってるやんちゃな長兄には本気で困ったので、タモで30秒ほど拘束したら流石に顔を見せなくなった。他の連中は少しはマシだが、リュックの中にまで顔を突っ込んでいる。弁当があったらタモの刑に処して大人しくなって貰うところだが、特に取るものも無かろうと放っておく。

潮目が遠のいた満潮近くの7:30ごろ、サラシが40mほど沖まで伸びてこの日の最大となる。サラシの先端に仕掛けを入れ、カゴを振った瞬間にウキが消し込む。手応えは重くもなく軽くも無くで、揚がったのはシマダイとメジナの一荷。


20cmちょっとのシマダイを猫達に進呈したが、微妙に箱入りで食い方が分からないヘタレぶり。まだ元気だったので海にお帰り願う。メジナも25cm程度でリリースするところだが、これしか獲物が無いかもとキープ。この心配は的中し、1030に納竿するまで次の魚にお目にかかる事は無かった。

これで11月は情報が無い限りは青物を追いかけるのをやめる踏ん切りが付いた。来年は早々にカレイとカワハギに切り替える事にしよう。

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