2015年11月5日木曜日

ようやく対面~剣崎の大アジ

10/31 剣崎

剣崎には磯まで車で降りれる道があるというので行ってみたのだが、とにかく道が狭いし舗装も完全では無い。砂浜での走行性も多少求められる。車幅が狭くて4WDで車高が高い車が必要。調べてみたがスズキのジムニーとかハスラーあたりが向いているだろう。買わないけど。

この日は新兵器がひとつ。私は磯に入る際に70リットルのリュックを背負っていくのだが、10リットルのハードシェルクーラーが入りきらないのでどうしても片手がふさがってしまう。どうにか手ぶらで磯を歩きたいと、リュックに入るサイズの頑丈で防水のソフトクーラーを探したところ、なかなか良さげな製品に辿り着いたのだ。



今回の新兵器。気温20度弱の夜釣りでロックアイスを一袋入れて持って行ったところ
12時間後も半分ほど氷が残っていた。
畳むとそれこそロックアイス程度の大きさになる。

コンパクトで道具やエサは全てリュックに収める事が出来た。両手が使えればロープ使用必須の磯にも入れるようになるので、このクーラーは非常に大きな意味合いを持っている。これで来年は外房・黒鼻の磯にも行けるし、鴨川の灯台島でも困る事は無いというもの。

磯際に停める

剣崎に来た目的は、夜釣りでお目にかかれるという大アジ。私は電気ウキが沈む光景とアジが共に大好物なので、剣崎の大アジの噂はいつか確かめねばと思っていたのだ。この日は中潮で天辺を回ったあたりがド干潮。30日の0時ごろから磯に入ったが、釣れるなら2時ごろからかなと予想していた。

今回は平島の磯へ。ワンド中ほどに座を構えていた常連さんに話を聞いたところ、20時ごろに1匹でその後はアタリが無いそうだ。棚はワンド内で12ヒロ。私と同じく次の山は2時ごろからだろうとの読み。クーラーを見せて貰うと、陸から釣ったとは思えない大きさのアジが!30cmは楽に超えているだろう。期待に胸が高鳴るのが抑えられない。

先端には先客が居たので、ちょっと釣りにくいがワンド入口から20mほどの張り出しに釣り座を構える。干潮時は足場が良いが、明らかに満潮時はほぼ水没して1畳くらいしか座が取れなそうな場所。7時間で150cmの潮位差があるらしいから、早い時は1時間で30cm近く潮が満ちてくるだろう。気を付けないと。

この日は2号竿で、棚2ヒロならとステンカゴに5号錘、ウキは・・・生憎8号からしか無い。6号を買い足しておかなければ。仕掛けはハリス33m、チヌ針3号を2本で3Lのオキアミ餌を付けた。どうせ最初は釣れるまいと、星など見ながらコマセを節約しつつ様子見。2時を回り、そろそろ本気を出すかと思った矢先、ワンドを挟んでベット島先端に残っていた最後の釣り人が撤収。お蔭でベット島近くのワンド入口まで投げても問題なくなった。

ワンド入口のベット島付近は白波が立っていて、何か障害物があるのが見て取れる。根掛かり覚悟で付近に仕掛けを入れると、遂にウキがぼやーっと沈んで行ったではないか。軽く竿を立てるとアジらしき引き。それほど強くはなかったので20cmそこそこかと予想していたら、揚がって来たのは30オーバーの大アジ。恥ずかしながら20cm台前半のアジしか釣った事が無かったので、びっくりして「デカッ!」と声が出てしまった。

全く大きさが伝わらない芸術的な一枚

満ちてくる潮に合わせて高場に荷物を逃がしながらの釣り。この後も1時間に1匹程度とスローなペースではあったが、夜明けまでに3匹を確保して撤収。先ほど話を聞いた常連さんの追釣は1匹にとどまったという事なので、ワンドにはほとんど入って来なかったようである。この日は外海側に軍配が上がったが、ワンド内の方がコマセが効くので、数が伸びる時はワンド内の方が断然だそうだ。

5匹だと3人で食べきれないかも

ほんの3匹とは言え全て30cmオーバーの良型。刺身にすると大皿が一杯になった。この日も朝から酒盛りで幸せな釣食。少し余るかと思ったら嫁と長男さんの箸が進んで、あっさりと無くなってしまった。剣崎の大アジ、何月ごろまで釣れるか確かめないとな。



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