2014年8月27日水曜日

1ヶ月ぶりの向かい風@うみかぜ公園

8月25日(月)

14時過ぎ着でうみかぜ公園へ。降りて「しまった」と思ったのが向かい風だった事。ようやく涼しくなったと思ったら、そりゃあ北風が入ってるからじゃん。当たり前だろうに。ここで場所を変えればいいものを、とにかく竿が出したい一心で支度を始めてしまった。潮色は緑を通り越して、ほんのり茶色い濁りが入っている。




向かい風につきいつもよりカゴの号数を2号上げて10号とした。それでも50mにはちょっと届かない。40m付近で棚9mを基準に狙う。大潮の日に余り潮が動かないのはいつもの通り。せめて海辺つり公園にすれば良かったか。時たま雨がぱらつく中、投げても投げても釣れやしない。那珂湊で買った挿し餌用オキアミも柔らかすぎて途中で半数ほど落ちているようだ。

いつしか時刻が17時を回り満潮を迎える頃、よそ見をしていたらどうも私のウキが無いような。軽く合わせを入れて巻いてくるも、あまり手応えが無い。見間違いだったかなと思い始めたのだが、どっこい25cmくらいのアジが付いていた。これはラッキー。そういうポイントでは無かったのに。

18時まで粘るもこの日の獲物はこれだけ。刺し身で頂いたが、当然のごとく3人分には全く足りない。ともあれ夏も終わり。これからはいろんな向きの風が吹く。釣り場の選定が難しくなるし、場合によっては釣り物も変えて行かなければならないだろう。楽しい季節になってきた。


2014年8月26日火曜日

鹿島ヘッドランド NO.34「荒地」

8月24日(日)

那珂湊の魚市場に行ってみたけれど、いつもながら凄い渋滞。もう行きたくない~~~。もし行くなら平日とか、お昼時を避けるとか、一工夫無いと厳しい。昼飯を食った回転寿司屋はお値段以上だったけれど、コスパ抜群の寿司の美登里にちょいちょい行ってる身としては要らぬ苦労だ。満腹になったところで、鹿島のヘッドランド初体験。行ったのは那珂湊から車で15分ほど、No.34の荒地という名前のヘッドランド。

そこそこ波が荒く、サーファーもちらほら
ファミリーで泳ぐのは難しいかなー

3時ごろから竿を出す。初めての地形なので流れや水深など皆目分からない。基本砂浜でイシモチが釣れるらしいと聞いたので、青イソメと3mの投げ竿を持ってチョイ投げあるいはウキ釣りの出来る荷物を持つ。全部で5kgも無いような軽装。釣れてからでいいやとクーラーボックスも持たずタモも無し。

メバル用の市販胴付仕掛けに4号のウキとオモリで、南のワンド側にちょっと浮かべてみた。すると3秒で固めのアタリがあり、フグがかかって来た。がっかりするよりも、魚の食いが立っていそうなので安堵。少しずつ仕掛けを外側のポイントに移していくが、釣れるのはフグばかり。

もう少し底を這わせるように流したいが、ポイントにより水深が違いすぎるので、いっその事とウキを外しチョイ投げに変更。するとすぐに小気味いいあたりとともにキスがあがってきた。しかし後が続かず、キスは2匹だけでフグや木っ端メジナが混ざる。泳がせにしようかとも考えたが、竿が1本しか無いのでヒマすぎるかなと躊躇。そうこうしているうちに赤い魚が揚がってきた。


でかいウミタナゴだなと思ったら綺麗なグリーンの斑点。チャリコさん初めまして。真鯛って綺麗だねぇ。浜で遊んでいる家族が帰りたがる頃合いかなと、16時過ぎの満潮ちょい手前で帰り支度を始める。地元の名人は1号の磯竿にタイコリール、これに貝餌で前打ちして黒鯛を狙っていた。コンスタントに数枚はあげるそうで、それもうなずける熟練の竿さばき。平磯の神社近くの釣具屋で聞けば、釣れてる場所を全部教えてくれるとの事。今度来る時はぜひ寄ってみたい。初めてのヘッドランドで分かったのは、ここではとにかく竿の長さが必要だと言う事。4m以上は無いと話にならない。つまり、投げか磯竿。魚は周りについているから遠投の必要は無い。それを考えたら磯竿一択か。

2014年8月22日金曜日

三春町岸壁での夜釣り&うみかぜ公園

8月20日(水)

翌日休みだったので長男さんを道連れに横須賀に夜から乗り込む。三春町岸壁に着いたのが22時ごろ。岸壁から大津港方面など一通り見回ると、数人のルアーマンとその3倍ほどのタチウオ釣り師。太刀魚師は三春町岸壁の西側と、大津港にしか居ない。私はひたすらアジを釣りたいと考えていたので、タチウオ釣り師達が居ない岸壁のくの字コーナーに陣取り、取り敢えずコマセ1ブロックだけやってみようと竿を出す。その間、長男さんは助手席で爆睡していてピクリとも動かない。私は投げサビキで棚やポイントを変えつつ攻めるが、ウキもピクリとも動かない。24時過ぎに眠気が襲ってきたので納竿。ビールを買い込んでうみかぜ公園の駐車場で一杯やってから4時過ぎまで寝る事に。

8月21日(木)

この日は若潮でなかなかに難しい潮周り。朝マズメは5時までに釣れなければ厳しそう。次の山は正午あたりからで、これ以降は群れが回ってくる可能性は常にあるような気がする。最も暑い時間帯に竿を出さなければならないので、体力勝負を覚悟。


4時に起きて仕掛けを作る。新たに作ったチヌ5号2本針にハリス6号の太仕掛け、カゴは8号。残っていたアミコマセにオキアミとアジパワーを足しせっせと投げたが、反応があったのは一度だけ。ゴンゴンと首を振るアイナメのような手応えがあり、なかなかの重量感。食べられる魚を期待したけれど、揚がって来たのは30cmくらいのフグ。

でかー

釣り場は朝マズメの慌ただしさに一見活況を呈していたが、1年生の鯖が数匹揚がっていた程度でお寒い状況。まぁここまで潮が下げていてはしょうがない。暑くなってきたし釣れる気もしないので7時には休憩モード。竿を6.2mの両軸竿に替えて餌を付けずに投げ練。リールは分解して油を挿し直したが、結局飛距離にそれほど違いは出ずに70m程度しか飛ばない。30投ほどすると、派手なバックラッシュを起こしてしまった。

手の施しようがない

起きてきた長男さんとコンビニへ買い出しに行き朝食を摂る。その後はしばし昨晩のつまみだったチーズいかの残りを胴突き仕掛けに付けて遊ぶ。釣れたのはフグが1匹だけで、これが長男さんがこの日に釣った最後の魚になった。

1/3は常連。両脇はカップルだった。

釣り場は平日だが盛況。皆さん朝マズメを過ぎても釣り続けていたけれど、我々は体力温存のために戦略的撤退。時間潰しのため、9時開店の近くのクーラーの効いたホームセンターに行ってみた。冷やかしのつもりが、必要だと思いながら買い忘れていたものが色々と見つかり、結構買い物してしまった。その後は車中で長男さんにねだられたマックのポテトを突っついてから昼寝。寝るべき時に寝られるのは、帰りの車中で眠気に襲われないためにも釣り師には大事な事。

正午に起きて実釣開始。潮色は良く追い風4m前後。上から吹き付ける風がさざ波を起こしていて海の状態は一見すると良い。ただし潮はほとんど動かず潮目もほぼ無し。気温は35度くらいだろうか、非常に暑い。これは体力的に厳しいと思う心に鞭を入れるように、残りのオキアミを全てコマセバケツに入れる。午前中に長男さんに「昼過ぎに絶対釣れるから大丈夫大丈夫!」と大口を叩いていた手前、釣らねばならんのだよ釣らねば。

2kg以上になったコマセから数十グラムずつを取り、50m付近に棚9mで固め打ち。流す合間に長男さんに自分の竿を作らせる。ウキやカゴの組み合わせさえ指定してやれば独りで仕掛けが組めるようになりつつある。潮の流れが少し早くなった13時ごろ、ようやくウキが消し込む。ハリスは6号なので安心してキツ目に合わせを入れ、強引に浮かせる。抜き上げも成功し、ほっと一安心。

その後立て続けに2本掛かったが、うち1本は掛かりどころが悪かったようで抜き上げ時に抜けてしまった。ハリスを3号から6号に太くした事で食いが悪くなるかと懸念したけれど、私以外で大鯖を釣った人は結局最後まで見なかったので、私だけ特別食いが悪いという事は無かったようだ。どこまで行っても鯖は気の良い魚と言うことか。今後は釣れていない時だけハリスの号数を落とす事にしよう。針をチヌ3号から5号に替えた件については、抜き上げに1回失敗したがこれだけでは判断しづらい。

その後はいくら投げても反応無く、15時ごろからは南東風で横から風を受ける事になったので釣りづらくてしょうがない。16時ごろに餌も無くなり納竿とした。鯖は2本ともフライにしたがやはり美味い。家族3人であっという間に食べてしまった。ビールのあてに最高だねー。

2014年8月19日火曜日

久々のおひとりさま@うみかぜ公園

8月17日(日)

今日は姉と甥っ子が長男さんを八景島に遊びに連れて行ってくれるという。私は長男さんの送迎を担当。彼らが八景島で遊んでいるあいだ時間を持て余しちゃうよなー。あーヒマだなー。どうしよーかなー。仕方ないから釣りでもしてよーかなー。

長男さんを降ろして姉貴に託した後、すぐ隣りの福浦岸壁で釣っても良かったんだけれど、2度ほど夜釣りをした経験しか無く、釣れた記憶もほぼ無い。ボート屋さんが近くにあるのでキス釣りなんて良いなとも考えたが、私は通常の3倍船酔いし易い。というわけで、一般道で30分だしと、いつものうみかぜ公園へ。

到着は9時過ぎ。潮回りは小潮で満潮は9時半。小潮を除けば時間帯は悪くないが、出来れば6~8時くらいに釣りたかった。釣り場はかなり混んでいたけれど何とか入れてもらう。左は両軸、右はスピニングでどちらもカゴのおじさん達。この2人はマナーが良く、左のおじさんは腕も達者だったしカブセも全然OKでやりやすかった。でも、もう2本左のおじさんが5分ほどカゴを流すのには参ったなー。長くても3分で大丈夫だよ。

釣り座は猿島左端くらい

この日は当初向かい風だったのでカゴは10号にしておく。しかし妙に飛距離が出ず40m前後。棚は9mでスタート。左のおじさんに朝釣れたでしょうと水を向けると、何と52cmの黒鯛を揚げたそうだ。棚は10mだったそうで。おめでとうございます。あやかりたいねぇ。1時間もすると追い風になって50mあたりを安定して狙える環境になったけれど、3本隣の例のおじさんがウキを流して来るので、こっちがせっかく作りかけているポイントに連続して投入出来ない。参ったな。

昨日とは打って変わって、この日は我慢の釣り。一向にアタリがなく、左のおじさんが1本揚げただけ。右のおじさんは私と同じシマノ磯遠投EVのスピニングだが、番手がひとつ違うのか10mほど私より飛ばしている。私は飛距離重視の時は両軸4号にすれば良いと考えて、スピニングは3号にしている。カゴが軽い方が体力も使わないし食い込みも良い。それにしても、投げる方向はともかく距離を合わせるのは難しい。5m以上ずれる事がしばしば。それでも出来る限り同じ場所に投げ続ける。

麦わら帽子を忘れたのでジリジリとオデコを焼かれる。ウィルキンソンのMIXINGグレープフルーツをクーラーから出してはちびちびと飲んで暑さに耐える。夏だなぁ。夏だなぁ。それしか考えられなくなってきた開始から3時間後の12時過ぎ、遂にウキがシュンと消えた。糸ふけをとって合わせを入れた直後、一気に潜られ竿をのされそうになる。のされるよりマシだと思って、竿の曲がりをほんの少し残した所で踏ん張ると、フッと手応えが軽くなってしまった。

巻いてみると、針ハズレではなくハリスが切られている。重くてイキの良い引きで、40cmクラスの鯖とは思えかった。もし鯖ならスレがかりだろう。他ならば黒鯛やワラサあたりか。ハリス切れを回避するにはあの場面では事前にドラグを緩めておくか、あるいはベールを開放するしか無かった。ハナから鯖だろうとやり取りを始めたのも間抜けだった・・・。逃した魚はでかいなぁ。

このあと名人も登場し今日は15時以降だよと言っていたけど、14時には納竿して長男さんを迎えに行かなければならないと説明すると、じゃあしょうがねぇな、だって。そんなぁ。まぁ確かにその後も全くアタリが来ず、残りのオキアミもわずかに3投分ほどに。

完全に諦めムードの中、それでも同じポイントに投げ続けていたカゴ。どうせ消えないよなーと眺めていたら、なぜかウキが消えたじゃないの!最近俺も持ってるなぁと思いつつ合わせると、これは尋常な大鯖。普通に寄せて普通にぶっこ抜き。ああ、自作仕掛けって素晴らしい。針にヒネリがあるって素晴らしい。土壇場で釣れてくれた一匹に感謝。


この日はこれで納竿。その後は迎えに来いという連絡があるまで福浦の状況を見学に。このクソ暑いのに鈴なりで皆さん釣りしてらっしゃって。堤が高くて子供では水面は見えないくらいだし、水面までの距離もあるし、釣りづらいと思うんだけど・・・・・・。爆釣する時期があるんだろうねぇ。常連含めて人がこんなに居るんだから。

2~3m間隔くらいで竿が出ている

ド干潮で水面までは7mくらい?
5mの磯竿でも全く届かない

しろくまいちごあじなど食べつつ、暑そうだなーという眼差しで一通り冷やかし終わるころに迎えの指令。ようやく身長が足りてジェットコースターを初体験した興奮も冷めやらぬ長男さんを引き取り、1匹だけ釣れた鯖を姉に進呈。帰りも特に混雑に巻き込まれる事無く、貧しい釣果とオデコが日焼けのお陰で痛くてしょうがない以外はスムーズに暮れた一日だった。夏だねぇ。

2014年8月18日月曜日

計画通り過ぎて怖い@うみかぜ公園

8月16日(土)

この日は友人の丈と長男さんの3人で、うみかぜ公園でカゴ釣りを堪能する計画。大潮後の中潮で、8時半が満潮。6時~7時くらいが時合で、そこで5本以上釣れなかったら下げの10時~11時あたりまで延長戦で臨もうという予想&計画。

朝4時に丈を迎えに行き、5時にうみかぜ公園到着。もっと混んでるかと思ったけれど、7m前後の風という予報のせいかそれほどでもなく、釣り場右から20mほどに釣り座を構える事が出来た。ただし土曜日なので竿の間隔は1メートルと、前回の平日釣行の半分。

長男さんはスケボーがしたいそうで、ろくに竿も作らずに行ってしまった。アホだなぁ30分もすれば釣れるのに用意もせんとは、などとブツブツ言いながら丈にウキとカゴなど見繕う。今回は全員オキアミ一発カゴでカゴ釣りの予定。鯖が30m以内に寄ってしまえば手返しの良い投げサビキの方が有利だろうけれど、前回は遠目が良かったので用心のためのカゴ。

昨晩は仕掛けを用意する時間が無かったので市販のカゴ仕掛けを使う。チョイスしたのは全長1.5mの2本針仕掛けだがちょっと針が大きい。細かい数字は忘れてしまったが、チヌ5号くらいでヒネリもケンも無い。不安を感じつつ釣り始め。この時点で5時半ごろ。相当明るいが、他の釣り人はまだ投げていない。

私は50m付近の棚9m、丈は30mで棚7mあたりを狙う。すると数投目にあっさり私に1本目。釣り場がにわかに鉄火場状態に。この日は6時ごろから1時間を超える大きな時合があり、あちこちで竿が曲り続けた。私は最初の1本こそ綺麗に引っこ抜いたが、その後は針に感じていた不安が的中し、4連続で抜き上げ時にバラし。切れるわけでは無く、かかりが甘い。鯖は口内に変化がないからヒネリが大事なようだ。針もデカすぎ。それ以降はタモ入れをする事に。

私が普段仕掛けを作る時に使っているのは、ささめの遠投オキアミチヌ3号。ケンが2つ付いていてハリスを結ぶには邪魔だが餌が外れる心配はほとんど無い。はっきりとした魚信が無かった場合は餌が大体戻って来るが、フグについばまれたようにぼろぼろになっている事がよくあるので、エサ取りには強い。ずぼらにもそれをまた投げて釣れたりするから、Wケン付きの効果は大きいと思う。

丈は高切れを起こしたり絡んだりで時合を逃したが、その後見事に1本揚げた。そして長男さんも遂に大鯖を1本揚げた!!やったな!残念ながら私は氷を買い足しに行っていて現場を見られなかったのだが、こんな状況だったようだ。

長男さんのウキが無いような?と丈が気付いて声をかけた時、長男さんはジュースのラベルに書かれた成分内容をのんきに熟読していたそうだ。言われて竿に取り付くと大鯖で、きっちり寄せまでやって丈にタモで取り込んで貰ったとの事。上出来上出来。2人共Cに先輩って呼ばせて良いんじゃないか。

うまくやれば満潮の8時半までに10本揚げて帰れる展開だったけれど、9時半には全員安打を達成したからよしとしよう。10時前に私がもう1本追釣したあたりで付け餌も尽き、これ以上釣っても食いきれないなという事で早々と納竿。私5、丈1、長男さん1の計7本という内訳。大成功でしょう。

帰りがUターンラッシュとかぶっていたので混雑を心配したけれど、横横と三京には関係なかった。7本捌くのは流石に時間がかかったけれど、当日宴会分に5匹を使用。2匹を〆鯖、3匹をフライにしてタルタルソースで戴いた。このフライ、衣が羽のように軽く揚がっているのに身はしっかりと食いでがある。身から出る油が良質だから?長崎の海育ちの丈が生涯でベストのフライかもしれないと言ってたんだから確かに絶品だったに違いない。

この日は最高のつまみにビールが進んで、日が暮れる前には倒れるように寝てしまった。いろいろお世話をしていて釣り場で写真が撮れなかったので、小2のうちに大鯖が釣れた長男さんの記念写真を一枚。


2014年8月13日水曜日

夏の釣りOFF@横須賀うみかぜ公園

8月11日(月)

Cが名古屋から遊びに来たので例によって2日間呑んだくれた後、台風11号が過ぎた後も豪風が吹き荒れるうみかぜ公園で大鯖を狙う事に。とらちゃんも来たよ。前日にはカゴ釣りの仕掛けとチチワ結びをレクチャーし、自分達でカゴの上までは作って貰った。

午前3:30に出発。ほの明るくなる時間帯にうみかぜ公園に到着。大潮のこの日は4時半ごろが満潮で、海の荒れがひどくなければ、到着から8時ごろまではチャンスタイムだと思っていた。平日と強風が重なり、釣り座は選び放題。右端から30mほどに陣取る。そこまで混まなそうなので、竿の間隔も2mほど取らせて貰ってゆったり気分。

初心者のCととらちゃんには、手返しが早いくてトラブルが少ないよう、3本針の爆弾仕掛けを4mちょいの投げ竿で投げて貰う。負荷が軽すぎるのでうまく竿に乗らないだろうが、40m程度なら飛ぶだろう。鯖が寄ってきていたら充分釣れる。台風後でも気の良い鯖さん達の事だから大丈夫だろうという甘い見通し。こちらは10号のカゴに1.5m長の2本針仕掛け。針はチヌ3号の遠投仕様で、ちもとの方に返しが2つ付いていて挿し餌が取れづらい。

「今の俺たち誰か撮ってくんないかなぁ」
という風だったので撮ってやったよ

初心者2名、最初は手前にボチャボチャとカゴを墜落させていたが、いつしか30m付近に的が集まって来た。誰も釣れて居ないが、海の状態は非常に良く見える。酸素が行き渡って濁りも少ない。これはそろそろ来てもおかしくないかと思った矢先、Cのウキがスパッと消える。大鯖だ。Cが緊張した面持ちでリールを巻くが、あと5mくらいという所でチラリと水面に尻尾を見せた瞬間、鯖はハリスをぶっ千切って消えていった。投げ竿で寄せる難しさは磯竿の比では無く、私も初めての大鯖には4号のハリスを切られた覚えがある。40cmの大鯖の引き味を知って、Cはかなり闘志が湧いたようだ。惜しかったなと慰める必要もなかったな。

結局午前中の獲物は私が60m付近で釣った1年生の小鯖のみ、25cmくらい。ウキを綺麗に消したので期待したのだけれど。とうとう10時ごろにアミコマセが3ブロックとオキアミが1.5kg尽きた。練習というには長い時間だったが、上達したのは確か。撒き餌の追加を買い出しに行き、ついでにおビールなども買い込む。

影も色濃い夏の日差し
2人とも日焼けし過ぎてヒーヒー言っとった
日焼け止め薦めたんだがねぇ

現場はご覧の通りの快晴だが、風が強いのでそれほど暑くも感じない。ビール6本は極上の旨さで、あっという間に尽きてしまった。ちょうどランチタイムになったので、近くの焼肉店で飲み続行。もりもり飲み食いして、ほろ酔い気分で公園に戻る。どうせ14時ごろまで釣れないだろうと踏んで、昼寝でもしようと思っていたのだが、Cは完全に火が点いていて投げ続けるという。まぁ付き合うか。

とらちゃんが力尽きて車内で寝ている中、私とCは投げ続ける。そしてやはり14時を回った頃、ついに私のウキが勢い良く海中に引きずり込まれた。待望の大鯖で、寄せから抜くまで説明を交えながら釣り上げる。何とか坊主回避して先人としての面目が立った。

この後も若干だが遠投が有利で、近くで揚がったのが2本、遠くが4本といった感じだったか。私は大鯖1と小鯖2を追釣。18時まで粘ったが、残念ながらCととらちゃんは坊主。ああ、とらちゃんは5cmくらいのハオコゼ釣って坊主じゃないって言い張ってたか。Cは1本目を逃したのを相当悔しがってたので、これははまっちゃうね。

無心でコマセを詰めるC

家に帰って大鯖は例のごとく〆鯖に。そして口を開くと残念なとらちゃんも、調理師免許を持った元パティシエだかんね。現役で厨房入ってるし。そのプロが小鯖3匹をムニエルにしてくれたんだけど、あきらかに捌いた身からしてプロの仕事。Cは倒れるように寝ちまったが、俺と嫁はお相伴に預かる。大変美味で、作り方のコツなど聞いて楽しく飲んだ晩だったよ。

正直、お盆前は一時的に魚の量が減るので微妙な時期だったけど、釣れて良かった。そろそろイナダが入ってもいい頃だけど、姿を見る事はなかったなー。まぁ11月半ばくらいまでは、私は毎週のように釣りしてるので、行きたい人は手ぇ挙げてくれ。

2014年8月7日木曜日

釣り初心者向け注意点など

ちょいちょい初心者を釣れて行く機会があるので注意点などまとめておく事に。


釣りの基本注意事項まとめ 

【怪我しないさせない系】 
☆☆☆仕掛け投げる時は必ず後ろを確認しろ☆☆☆←これ最も重要な 
水に落ちたらどこから岸に上がるかを確認しとけ 
夏は日焼けや虫さされがイヤなら長袖長ズボンにしとけ。 
足の指とかヌカカ(ブヨ)に刺されたらまじ地獄なんで、サンダルじゃない靴も持ってった方が無難。 

【道具についての注意】 
リールは海水に没するとオシャカ。注意。 
竿は踏むと大概折れる。地面に直置きしないで何かに立てかけた方が意外と気が付く。 
糸を巻きすぎて仕掛けまで行くと細めの竿の竿先は簡単に折れる。釣れた時こそ落ち着くんだ。
リールを巻いた時に抵抗が強かったらガイド(竿に沢山付いてる金属のわっか)に糸が絡まってる。
仕掛けを投げる時にガイドに糸が絡まってると竿が折れる。よく確認してから仕掛け投入。 

【糸の結び方】 
チチワ結びさえ知ってれば全てを解決出来る。 
チチワとサルカンのつなぎ方まで覚えれば、森羅万象接続可能だし人生の成功者になれる。 
http://www.otomiya.com/fishing/beginner/21-musubi.html 
なおこのサイトは初心者向けにわかりやすく書かれているお薦めサイトで、釣りを本格的に始めるならBM必須。

2014年8月4日月曜日

初の城ヶ島

8/2(土)

土曜の朝8時半までに帰らねばという縛りの中でに釣行の計画を立てる。天辺頃には起きて、松輪か剣崎の磯でアジでも釣ろうかと考えていた。ところが2時まで寝てしまったので、アジ釣りには厳しくなってしまった。10日後には初心者を連れての釣行があるので、ここは足場の良い波止の下見に目的を変更。どのみち南風の予報でもあり、城ヶ島の北側の岸壁に行く事に。

三崎港には2~3回行った事があるが、なぜか城ヶ島に渡った事は無い。3時半頃に城ヶ島大橋を渡り、北西部の岸壁へ車横付け。おこぼれを狙う猫が一番多くて一番明るい街灯の下に釣り座を構える。街灯は岸壁沿いに切れ間なくあるのだが、驚くほど煌々としていてヘッドライトが無くても仕掛けが作れるレベル。足場も良く、そこまで混んでいるわけでもない。これはファミリーフィッシングには最適な釣場。

全く加工していない写真からでも舗装の滑らかさが伝わるだろう
さらに太陽光は一筋も差し込んでいないのにこの明るさは凄い

対岸の三崎港にも灯りは豊富で、灯りが映りこんだ水面に小魚の群れが三角の波を立てているのが分かる。群れはかなり大きく、波の数も多い。この規模となるとイワシで間違いない。たまに足元に寄せてくるのをまじまじと見ると、やはり15cm弱のイワシ。しかし捕食されている様子は無いので、大物は望み薄かなと思いつつ爆弾の支度。投げサビキ用にチューンされたリアルアミエビの3本針1m仕様。大鯖でも上がる仕掛けを選んでいるし、底付近に棚を取るのでイワシはかからないだろう。とは言えそれほど水深は無く、5m~6m程度。それほど時間も無いし、アミエビ1ブロックを投げ切ったら他の釣り座の見学に行く事にして仕掛けを打ち返す。

夜明けの城ヶ島大橋

ほどなく夜も明けるが、全く魚信は無い。イワシを釣ってやろうかとも思ったが、小さい白バケに換装するのが面倒で、結局ロマンを追い続けた。タコエギ師が2名ほど岸壁を歩きながら釣っていたが、彼らが揚げたところも見られなかった。以前に勝浦でシラスが大量に入って来た日に出くわしたがろくに釣れなかった。後で調べると、その翌日くらいから青物が爆釣したらしい。このイワシもそういう釣れ方をするんじゃないだろうか。とにかくこの日はイワシを釣っている人以外はロクな獲物は無かった。この釣り場の特徴は、三崎港と城ヶ島の距離がかなり近いため、異様に流れが速い事。カゴは1分も流せば限界。スパイク付きのオモリでぶっこみにするなど、流れの速い時は工夫が必要だろう。泳がせやルアーも良いかもしれない。そうこうするうちに5時過ぎにアミコマセが切れたので三崎側の釣り座を見学に。

城ヶ島大橋の三崎側たもと

有望そうだと思っていた城ヶ島大橋の三崎側のたもとに着くと、ぶっこみが2名、エギが1名。どちらも目立った釣果は無いようだ。黒猫が居たので少し遊んでもらっていたが、その間も何かが揚がる事は無かった。ただ、こちらは橋脚へ向けてのぶっこみに定評があり、いずれ試してみたいと思っている。

完全に坊主で家路に着いたわけだが、期待していなかったのでそれほどダメージも無い。この日は短時間釣行で道も空いている時間に移動したので疲労が少なかった。釣り場の下見に行ったと思えば。しかし三崎・城ヶ島は評価が難しい。秋ならカワハギ一択で一生懸命釣るんですがね。イカはエギが沈むの待つのがかったるいし・・・。