2015年1月14日水曜日

TFAと書いて「としまえんフィッシングエリア」と読む

1月4日(日)

三が日も終わってしまい、明日からまた仕事かと思うと憂鬱この上ない。しかし家で悶々としていたって気分も体もさらになまって鬱な気分を助長するだけ。自転車で少し走りたいと思って目的地の選定をしていると、地図に「としまえん」の文字が。そうか、としまえんは確か夏以外は釣り堀になっていたじゃないか!距離も12kmほどと手頃だし、以前から気になっていたとしまえんフィッシングエリア(TFA)に行く事に決定。

ファミリーを意識した看板だが玄人向けのエリアもある

昼をしっかり食べ、13時をちょっと回った辺りで自転車に跨る。連れは長男さんのみ。彼に合わせたので1時間ほどかかったが、平坦で軽い運動に丁度いい道のり。としまえん正門の左手の小道からTFAに入っていく。ウォータースライダーのジャングルを抜けると流れるプールがあり、釣り糸を垂れる人達の姿が見えてくる。腕が鳴りますねぇ!

冬は不思議な気持ちになる

なんて威勢の良い事を言っても淡水はほぼ経験ゼロ。小学生のころにちょっぴり桧原湖で真似事をした事があるのと、3年前の夏に多摩川で数匹ハゼやセイゴを釣った程度。そしてとしまえんではエサ釣りの場合はウキを使うという程度しか事前の情報が無い。アウェー感MAX。

受付で釣り竿を600円で借り、餌のイカタンを200円で購入。時間料金は大人1時間1100円、3時間だとちょっと割引で3000円。1時間あたり50cm未満の魚(ルアーエリアには80cmクラスのイトウも居るらしい)を3匹まで持って帰れる。子供や女性は割引があるので、詳細はHPで確認して欲しい。

http://www.t-fishingarea.com/price/

時間についてはファミリーだと1時間では慌ただし過ぎて楽しめないのではないかと思う。猿共に釣り方を教えるのは結構時間がかかる。普通なら2時間で、じっくりやりたいなら3時間以上のコースがオススメ。私と長男さんは最初1時間にしておいて途中で1時間延長し2時間としたのだが、最初から2時間でも良かったと思う。

釣り場は3つのプールがいくつかに区切られており、餌、ルアー、フライなどの釣り方によって場所が限られる。我々が行ったエサ釣りエリアは流れるプールの半分ほどに当る。流れを作る動力は止まっており、風や噴水などの影響で水はわずかに動くだけ。

癒される

この日は良く晴れて風も無く最高の釣り日和。お客さんも結構入っている。我々は最初は日当たりの良い手前側で竿を出していたのだが、どうも木の影などがある方が釣れているような。猿に釣り方を一通り教えこむと、私は釣り場の奥へ移動してみた。

しばらく観察して分かったのだが、間違いなく良く釣れるポイントはある。この日は木の影が出来ていて噴水の影響が少ない場所が釣れていた。私も似たシチュエーションの場所に陣取ってじっくりと釣り始めた。竿は3mほどの延べ竿で、小さな玉ウキと返しのない3号ほどのチヌっぽい針が付いている。これに1cmほどに千切ったイカタンをチョンがけしてやる。ウキ下は80cm程度で、対するプールの水深は120cmと書いてある。

最初は仕掛けを入れてからじっくりと5分くらい流していたのだが反応が薄い。これはイカンと30秒ほどで手返しをする事にした。餌が沈みきって15秒ほど漂わせるイメージだ。これが功を奏しウキへの反応が俄然良くなる。静かな水面に漂うウキからふたつみっつ波紋が広がり、さらに数秒待ってやるとウキがすぅ~っと沈み始める。ここで合わせを入れると針がかりするので、糸を緩めないようにぶっこ抜く。

手返しを良くするのは何故かと言うと、とにかく餌が沈むのを長時間見せたいため。沈んでくるものに反応してしまうのは魚の性で、これは海でのセオリーが川でも通用する。犬がボールをつい追いかけてしまうのと一緒だ。このコツが分かってからは嘘のように釣れだしたのだが時既に遅し。帰り道が暗いのは嫌なので16時で終了とした。

長男さんも一匹釣った
子供には短い竿を貸してくれるが長い方が釣れる
体力的に問題ないなら長い方を借りよう

2時間で私が6匹、長男さんが1匹の計7匹という釣果で、2名2時間の最大数である12匹には届かず。魚種はニジマスばかりで、他のお父さんは50cmUPのものを釣り上げていた。初めてのTFAは釣果には不満が残ったものの、微妙なウキの変化がとても楽しめた。それに掴んだコツを思う存分試してみたくてしょうがなくなってしまったといういつもの流れで次回。

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