2014年10月6日月曜日

4度目の三浦で確かな手応え

10月4日(土)

金曜日。Cが仕事で東京出張に来ていて、釣りに行きたいという。そもそも三浦の磯に入る予定だったので少し荷物が増えるだけ。というより荷運び役が2人に増えるので1人あたりの重量は減るから大歓迎だ。土曜の午前1:30時頃に合流し、3時前に出発した。

この日の潮回りは長潮で最悪。朝マズメは6:30くらいまでに結果が出なければ厳しいだろうと考えていた。しかしCはかなり酒が入っており、金曜も6時起きと早かったらしい。これは起きてはいられんだろうと思っていたら案の定イビキをかき出した。宮川港に着いてから「7時まで起きてれば釣れるぞ」と声をかけたが、正体無く寝入ってしまっている。やれやれだぜ。

朝マズメは潮が引きすぎている印象

3号のスピニング磯竿が修理から帰って来ていたが、この日も4号6.2mの両軸竿を振ることにした。2連続でバックラッシュ無しで来ているので、この機会に完全にモノにしたい。氷と餌は厚手のビニール袋に入れてからリュックに。タモと竿もリュックに収まった。ウキ・カゴ含めた仕掛け一式を詰めたバッカンを肩からかけ、右手のクーラーにはバケツなどを入れ、左手にはコマセ入れを。結局両手はふさがってしまうが手に持つ重量は大した事は無い。上出来だ。

意味不明な寝言を吐くCを車内に残し、まだ暗い磯を15分ほど歩いて釣り座に到着。視界の悪い中を大荷物で磯を歩くのは一仕事だ。しかし苦労の甲斐あって、先日来た時には大波をかぶっていた理想のポジションの確保に成功した。15号のカゴに電気ウキ、仕掛けは遠投チヌ3号2本針のハリス3号2mのものとした。撒き餌がMサイズのオキアミなのに対し、刺し餌がLサイズなのは少しでも目立たせたいという祈り。

一投目は5時前ごろだったろうか。60mばかりの位置にウキを何度か浮かべるうちに明るくなって来た。天候は曇り。5:15頃にようやく初当たり。そこそこの手応えを楽しんでから揚がって来たのは1年生の鯖で30cm弱。

そろそろ1年生も引き味が良くなって来た

刻々と風景は色を帯びてきて、前方に2本の払い出しがあるのが視認できるようになった。右手の払い出しの先にウキを入れていたのだが反応が無いので、だいぶ右手に仕掛けを入れる位置を変更してみる。ウキに妙な変化があったので根がかりかと思って回収にかかってみると、やはりビクともしない。どうするかと迷っていると突然ブルブルと手元に生命反応が伝わって来た。実は根がかりでは無く、かなりの大物がかかっていたようだ。

引きは明らかに青物でサイズは40cm以上と想像が付く。根に走られそうになるのでかなり強引にやり取りし、なんとか浅い棚に引き寄せ、そこからは寄せ波に合わせて一気に抜き上げた。揚がったのはやはり40cmアップのイナダ。猫が寄ってきてニャーニャー騒いでいるが、運べる大きさでは無いと判断したのか遠巻きに見るのみだ。

見るからに美味そう

これで夕飯の食卓の格好が付くなと旨を撫で下ろす。そこからしばらくはアタリが遠のいたが、干潮にほど近い7時過ぎにウキが消し込み、30cmほどの青物の手応え。これはソウダガツオで私にとっては初魚種。ゴボウ抜きにして魚が足場に乗った瞬間、例の猫が「これは運べる大きさ」だと踏んでカツオを咥えて持って行こうとした。慌てて竿で追い払おうとしたのが阿呆の極みで、当然のように竿先を岩にぶつけて折ってしまった。

初のソウダガツオ
どうやらヒラソウダらしい

カツオは確保出来たものの予備の竿は車の中。竿の他に、重くなったクーラーの中身も車内の大きなクーラーに移すために持って戻る事に。担いで歩き出した途端にCからLINEでメッセージが入った。起きて近くのコンビニまでトイレを借りに車を走らせたは良いが、帰り道がわからなくなったと言う。やれやれだぜ。

確かにこの港は入り口が難しい。不親切な説明をLINEで返したが、説明しにくい場所なのだから仕方がない。幸い駐車場に戻った頃にCが自力で戻って来た。釣果を見せると驚いて、釣りに対する情熱が湧き上がって来たようだ。磯に戻って朝飯のコンビニ握り飯を胃に放り込み、2人揃って竿を作る。私は今度はスピニングの3号磯竿で、Cは4.5mの投げ竿。

Cもかなりカゴ釣りに慣れて来ており、投げ込む場所の見極めや正確さはそろそろ初心者マークが取れる頃なのだが全然釣れない。何が悪いのか正確に指摘するのはもはや難しい。持っていないとしか言い様が無い。私は9時頃にカンパチと2匹目のカツオを追加して4目を達成。カンパチも初魚種でこれは嫁の好物でもあり、特に嬉しい一匹だった。

こちらもお初
刺し身は大好評だった

この日は若干波が荒く、少し潮が満ちて来ると足場まで海水がたまに届くようになってしまった。一度は足場が高波にすっかり洗われてしまい、かなり焦った。我々は大した被害は無かったが、隣のフカセの男性は体から荷物からすっかりびしょ濡れになってしまい、竿を出したばかりだったが弁当を食うとそそくさと帰ってしまった。気の毒に。

若干荒れ気味で撤収の判断が難しい
そういう時は安全志向で行きたいもの

我々も長居は危険と判断し、コマセが切れた10時半ごろに撤収とした。帰宅して家族に釣果を見せると、息子は「ほんとに釣ったの~?」。おいおい俺は釣果を偽った事は一度も無いぞ。一寝入りしてから調理にかかり、亜希とたけも呼んで宴会に。カツオはタタキ、鯖は迷走した挙句にカルパッチョのような物体に、イナダとカンパチは刺し身となった。どれも旨かったが私はイナダがお気に入り。皆にはカンパチが好評だった。

バラエティに富んだ食卓になった

磯は荷物運びが重労働だがそれなりのリターンも期待出来る。カゴで釣れた魚種も増えて来たので、今後はサイズが見られるよう頑張るとするか。

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