2014年6月26日木曜日

うみかぜ公園で大サバ爆釣

◇6月下旬の夜な夜な

横須賀サバのハリスは1.5mで良いという名人の教えに従って、何本か針を準備する。がまかつの黒チヌ3号にトヨフロンの4号を巻く。ところが2本巻いたらハリスがなくなってしまった。
手前からカン付きチヌ8号、カン付きチヌ3号、黒チヌ3号で、全てがまかつ

翌日、DAIWAの船ハリス、ディープロンの真鯛用ピンク4号を購入。どこかの船宿の船長さんがムツ針はバラしにくいと書いていたので、それを信じてガマカツの金ムツ10号も購入。しかしこの船ハリスってのは腰がありすぎて巻きづらい。フカセ用の1.5号だと鼻歌混じりなんだけれど。苦戦しながらも何本か巻けて、もう使ってみたくてしょうがない。

ムツ針はネムリ(針先端の内側への湾曲)が入っていてバラシにくいと言われる


◇6月下旬のある日

さてその翌日。この日は大潮前日の中潮で、潮回りはかなり良い。午後は雨が降りそうな予報。これは釣り人が少なくて釣りやすいというサインでしかない。気付くと横須賀行きの高速に乗っていた。10時半ごろにうみかぜ公園に到着。

仕掛けは遠投カゴ10号に金ムツ10号を選択。30mほどの地点にポイントを定め、その辺りの水深を測定。13mほどあるようだ。9:30が満潮で、まだ潮が効いていない。カゴまでを11.5mほど取り、オキアミの山を海底に作るつもりで投げ始める。仕掛けに比して、ウキは浮力が勝ったものしか無かったので、すぐ倒れそうになり紛らわしい。タナも深いので、手返しを良くするためにカゴを15に換装。ウキはワダツミの12号表記のものを使っていたが、丁度良いバランスになった。

潮はどちらかと言えば澄み色で、青物釣るには申し分無い。べったり凪の海に無心でカゴを投げていると、2投に1投は1年生の20cm前後の鯖がかかってくる。これは大サバが釣れるのも時間の問題かなと思っていたら、隣のオヤジさんが大サバを1匹釣った。見ていると私が投げている距離よりも10mばかり向こうで、タナは6~7mのようだ。ポイントを作るという目的はあっても、群れが来たら郷に従うのが青物釣りの鉄則。タナと距離を合わせると、私にもほどなく大サバが来た。しかし近くまで寄せたらバレてしまった。ふむ?その次のアタリはモノにしたのだが、その後さらに2回バラした。これは針への糸の結び方か、大サバと針の相性か、どちらかが悪いに違いないと推測。ムツ針の独特の角ばった形状は、一旦飲み込んだ針が、また口から出る際に針がかりするように出来ている。その理屈が上手くいかない何かがあるんだろう。

チヌ針に換装してみると全然バレない。満潮から4時間後の1330ごろから大きな時合に突入し、入れ食い状態に。周りで次々に40cm前後の大サバが揚がる。私も3本目を揚げホクホクしていたが、4本目を抜き上げる時に手すりに仕掛けを絡ませて高切れを起こす大チョンボ。調子の良い針は無くなってしまったし、ひとつしか持ってきていない重めのカゴも失った。

ウキだけは回収したものの、カゴが軽いものしか無くなったのでまた手返しが悪くなる。もう1本作っておいたムツ針を付けてみたら、これは大サバがかかった途端にすっぽ抜け。ひとつくらいはこうなるんじゃないかと思っていたけれど、やはりなりましたか。

時合は15時前まで続き、そばで釣っていたW名人は15本揚げていた。私はトラブルを起こしまくっていたために結局その時点で4本。18時過ぎまでやって、1本追加の5本に留まった。この日のような大きな時合は珍しく、年にそう何度も無いとの事。確かに昨年も秋に1度みたきりだ。



20cmクラスを20匹、40cmクラスを5匹を引っ提げて、大きな顔で家に戻ったけれど、全部食べるのは難しい。大サバ2本残して実家にお裾分け。自宅の分は〆鯖に。全部で10時間位かかる面倒なレシピを試して翌朝食べてみたけれど、これは手間をかける価値があったなぁとしみじみ思える美味。これだから釣りは止められないよなぁ。


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